骨折の手術
整形外科手術
骨折を治す手術にはいろいろな方法があります。代表的な方法として…
1:ピン固定
整形外科用の細いピンで固定します。骨の端の整復によく使用されます。
2:髄内釘固定
大腿骨や脛骨、上腕骨などの筒状の長い骨の整復に使用します。骨の中に整形外科用の太い釘を入れて固定します。
3:プレート固定
整形外科用の穴の開いた板状の物を骨に当ててネジで固定します。昔はよく使用されていましたが、最近ではごく限られた骨折にしか使用されなくなりました。
4:創外固定
皮膚の外からネジのついたピンを骨折部を挟んで数本ずつ骨に刺して、そのピンを特殊な器具で固定します。皮膚からピンが出ていますので一見痛そうに見えますがさほどではありません。関節周囲の骨折に使用されます。
これらの方法は一長一短があり、その特性を熟知し、さらに使いこなせる技術と設備のある病院でないと失敗の原因になります。また、骨折の手術は手 術後の管理がとても重要です。どんなに上手く手術がおこなわれても、手術後の管理に失敗すると骨はつかなくなります。ご家庭での術後管理には十分ご注意く ださい。