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ポリシー
手術を成功させるには、手術技術は当然のことです。

さらに重要なことは病院の設備とスタッフの能力です。設備が十分でないのに手術をおこなえば結果がどうなるかは想像できると思います。

どんな手術でもそうですが、手術が上手くいっても術後の管理が悪ければ、結果は失敗に終わります。特に整形外科手術では術後の管理がとても重要です。せっかく手術が上手くいっても術後の管理が悪かったり、指示通りにおこなわれていない場合には、治る病気やケガも治らなくなってしまいます。

辛い思いをするのは、手術を受けた動物なのです。

手術を受ける場合は、担当の獣医師と良く相談して、信頼関係のもとに手術を依頼するようにしてください。半信半疑のままで手術をおこなうことは決して良いことではありません。納得できない場合には、セカンドオピニオンを頼んだり、病院を変えることも必要です。










全ての手術において、手術を行う者、助手などは手洗いをおこないます。

専用の洗剤で洗浄(3回繰り返す)した後、最後に速乾性の消毒剤で
さらに手を消毒します。
その後に滅菌ガウン、手術用手袋を装着して手術をおこないます。


 










手術される動物も、手術部位の毛を刈り、専用の消毒薬で丁寧に洗浄と消毒を行います。この行程を3回繰り返します。

その後手術室に運ばれてさらに消毒がおこなわれます。









使用する手術器具も完全に滅菌された物を使用します。
動物の大きさに合わせた基本手術セットのほかに、
手術器具が一つ一つバラで滅菌包装され、いつでも使用
出来るように保存されています。








手術を受ける動物は全て静脈に輸液のためのカテーテルが入れられます。

また、呼吸を補助するため、気管内に気管チューブを挿菅します。
いざという時に緊急の薬剤を静脈内に投与できますし、人工呼吸もおこなえるからです。









手術室では、動物に各種生体監視モニターが付けられ、手術中の
動物の状態を監視しながら手術がおこなわれます。

手術中は動物の体温が低下します。それを防ぐために温水循環マットと動物専用の温風装置で手術中体温を保持します。












手術で使用するガウン(術者が着るもの)、ドレープ(動物の体を覆うもの)
器具敷き(手術器具を乗せる台を覆うもの)は全て滅菌された使い捨ての
製品を使用しています。1頭ごとに全て交換します。














手術は滅菌(ばい菌のいない状態)された状態でおこなわれます。

術者、器具台、動物全てが滅菌された使い捨ての製品で覆われています。

手術する部位はさらに透明なフィルムで覆い皮膚をできるだけ露出
することなく手術がおこなわれます。












手術中、術者が触れる可能性のある所は全て滅菌された使い捨ての布で覆われます。














手術で使用する糸です。糸には体の中で吸収されるもの(吸収糸)とされないもの(非吸収糸)があります。吸収糸でも、短期間で吸収されるものから長期間かかるものまであります。

非吸収糸では、皮膚を縫合するものから、血管などのデリケートでかつ
動きのあるところに使うものまで何種類もあります。

また、犬は極小犬から超大型犬までいますので、糸の太さも体型に合わせなければなりませんし、糸についている針の大きさも合わせなければなりません。

このように糸を使い分けると、当院でも約120種類の糸や針を用意しています。

覚えるだけで大変ですが、手術後の傷を早く治すためにも糸や針まで気を配り手術をおこなっています。













手術に先立ち、特に整形外科ではレントゲン写真や
口だけでの説明では分かりづらいので、骨や関節の模型を使って
詳しく手術の説明をおこないます。
その他の手術でも、手術の前に絵や図などを用いて十分な説明をおこない、
納得していただいた段階で手術をおこなっています。



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